[Photo] 第二次世界大戦中の日本人収容所を収めたカラー作品 “Colors of Confinement”

1942年、日本軍の真珠湾攻撃の二ヶ月後、アメリカのルーズベルト大統領は、アメリカ西海岸に住む12万人の日本人と日系人(2/3はアメリカ国民)を強制収容所にいれるよう指示し、アメリカ国籍であるにも関わらず、日系人たちが迫害をうけた事実をご存知ですか?

ワイオミの強制収容所に送られた、Billy Mambo氏が、収容所の中で自分の家族や収容所での生活を撮影した、“Colors of Confinement(収監の色彩)” が、このたびニューヨークタイムズにて紹介されていました。ちかぢか写真集としても発売される予定とのこと。

 

Colors of Confinement – Slide Show – NYTimes.com
作者の息子、ビリーくんが金網を力強く握る印象的な映像が目に焼き付きます。明るい人々の生活の中にも、差別への怒りが感じ取れます。

 

この時代には珍しいカラー作品

日系人の強制収容所については、アメリカ西海岸の学校で勉強したこともあり、知っていましたが、カラーでこのような作品があることは知りませんでした。世間一般的にも、当時の写真は、モノクロのイメージが強く、今回こういったカラー作品が世の中に出る事はかなり衝撃的なことだと思います。作品では、収容所での生活がドキュメンタリーのように描かれています。

 

不当な扱いに負けなかった日系人たち

金網がはりめぐらされた強制収容所に送還され、辛い生活を余儀なくされた日系人たち。それでも、彼らは自分たちのルーツを大切にし、また自分たちの育ったアメリカという国も大切にしていました。
後に戦争が長期化すると、収容されている日系人の若者も、徴兵されていきます。その日系人部隊が、第442連隊戦闘団という、アメリカ合衆国史上、もっとも多くの勲章を受けた部隊になったのも、偶然ではないと思います。(第442連隊戦闘部隊 wikipedia)
Billy Mambo氏の作品の中には、不当な扱いへの怒りを感じながらも、アメリカに忠誠を誓い、かつ受け継いできた日本の伝統も守り、精一杯明るく生きようとしている人々が映し出されています。

 

知っておかなきゃいけないことがある

戦争について、まだまだ本当に知っておかなければいけないことってたくさんあるとおもいます。広島、長崎、空襲だけに留まらず、海外でのことも含めて、次の世代につたえていくためにも、こういった作品や資料は大切に受け継いでいかなくてはならないとあらためて思いました。

作者のBilly Mambo氏は、自動車整備士で、アマチュア写真家だったとのこと。けっして本職でない彼の作品が、後世にこれだけ意味をもつことになる、写真の力をあらためて感じずにはいられません。

 

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